アクア GR SPORTが2026年7月に登場。323万8400円で味わう17インチと専用足回り
2026年7月6日に発売されたアクア GR SPORTは、見た目だけのスポーツ仕様ではありません。17インチタイヤ、床下補強、専用サスペンション、黒で整えた運転席まで、毎日の道を楽しむための中身を分かりやすく紹介します。

323万8400円で、いつもの道がGRになる
燃費のいいアクアで、交差点を曲がるたびに走りの楽しさまで味わえたら、毎朝の通勤が少し変わると思いませんか? トヨタは2026年7月6日、アクアの一部改良と同時にGR SPORTを発売。価格は323万8400円です。派手な速さを競うクルマではなく、通勤や買い物で毎日通る道を、少し楽しみに変えてくれるアクアです。
まず数字をまとめると、こうなります。
- 車両価格:323万8400円
- エンジン:1.5L直列3気筒ハイブリッド
- 変速機:電気式無段変速機
- 駆動方式:前輪駆動
- 乗車定員:5人
朝の通勤で、交差点を一つ曲がる。その短い時間にも、ステアリングへ手応えが返ってきたらどうでしょう。アクア GR SPORTの魅力は、サーキットへ行かなくても触れられます。いつものアクアが持つ低燃費と扱いやすい大きさを残しながら、曲がる、止まる、眺める楽しさを足した一台です。
車両価格はメーカー希望小売価格で、オプションや登録時の費用は別になります。
ひと目でGRと分かるフロントフェイス
駐車場へ戻ったとき、思わず自分のクルマをもう一度見たくなる。GR SPORTには、そんな顔があります。専用フロントバンパーの中央には、Gの文字をモチーフにした機能性マトリックスグリル。六角形のメッシュを左右対称に並べ、低い位置へ視線を集めています。
この形は飾りだけではありません。専用バンパーは、前から受けた空気をタイヤの外側へ流す形状です。空気抵抗を抑える狙いがあり、LEDフォグランプとフロントサイドスポイラーも一体で組み込まれました。黒い面の広さと白いボディの対比がくっきりして、コンパクトなアクアがぐっと低く構えて見えます。
横へ回ると、ロッカーモールディングとGR SPORTエンブレム。後ろには専用リヤバンパーロアカバーが付きます。前だけを派手にして終わらず、前後と側面を黒い部品でつないでいるため、どの角度から見てもまとまりが崩れません。
標準車と見分けられる顔が欲しいですか? GR SPORTの答えは分かりやすいものです。大きなグリル、赤いGRバッジ、黒い下まわり。信号待ちの列に並んでも、ひと目でこの一台だと分かります。
205/45R17と赤いキャリパーが足元を締める
アクア GR SPORTを横から眺めると、17インチの存在感が効いています。タイヤは205/45R17。ホイールは専用の17×7Jサイズで、切削した金属の面へダーククリアを重ね、内側を黒く見せる仕上げです。ホイールナットまで黒でそろえています。
その隙間から見えるのが、赤く塗られたフロントブレーキキャリパーです。小さなGRロゴも入ります。走り出す前から気持ちを上げてくれる部分ですが、赤をむやみに増やしてはいません。黒と金属色の中へ一点だけ置いた赤だから、きれいに目へ入ります。洗車のあと、ホイールの水滴を拭きながら眺めたくなる足元です。
ボディサイズは全長4100mm、全幅1695mm、全高1485mm。全幅は1700mm未満に収まり、日本の狭い道でも付き合いやすい寸法です。一方で最小回転半径は5.3m。大径タイヤを履くぶん、切り返しの多い駐車場では標準系グレードとの差を試乗時に見ておくと安心です。
見た目だけならホイール交換でも近づけます。しかし、GR SPORTはここで終わりません。17インチの足元を受け止める部分まで、専用品が入っています。
床下まで手を入れた専用の走り
このアクアでいちばん語りたいのは、ボディの下です。トヨタは専用フロアブレースとリヤバンパーリインフォースを追加。トンネルブレースNo.1とNo.2、さらにリヤ側の補強で、ボディが受ける力を支えています。外からは見えなくても、GR SPORTを見た目だけの特別仕様にしなかった部分です。
足まわりにも専用部品が並びます。
- コイルスプリング:GR SPORT専用
- ショックアブソーバー:GR SPORT専用
- バウンドストッパー:GR SPORT専用
- ロアアームブッシュ:GR SPORT専用
- 締結部:溝付きワッシャーボルトを採用
さらにPOWER+モードを選ぶと、電動パワーステアリングの制御が専用マップへ切り替わります。メーカーは、操舵に対する応答とクルマの一体感を高めたと説明しています。ここはカタログの言葉だけで決めるより、試乗で小さく左右へ切ったときの動きを味わいたいところです。
ワインディングロードだけを想像する必要はありません。住宅街を抜ける曲がり角、立体駐車場のらせん、流れの速い道への合流。毎日の中に何度もあるハンドル操作が、このクルマの試乗コースになります。大パワーではなく、こちらの操作へ素直に返す感覚を楽しむGRです。
黒で包んだ運転席へ座る
ドアを開けると、外の白黒とは違う、黒一色の世界が待っています。フロントシートは、滑りにくさを狙ったAIRNUBUCKと合成皮革の組み合わせ。肩まわりを立体的に見せたスポーツシートが、運転席へ座る前からGR SPORTらしさを伝えます。
手が触れるところも専用です。3本スポークのステアリングはディンプル加工を施した本革巻き。ガンメタリック塗装の加飾へ、明るいグレーのステッチを合わせています。足元にはアルミペダル、ポケットにはGRロゴ入りのスマートキー。毎日使う物へ、小さな楽しみが散りばめられました。
朝いちばんに目へ入るのは、馬力の数字ではありません。シートの表皮、ステアリングの縫い目、ペダルの金属です。そこへ触れてからスタートボタンを押す。この順番だけで、いつもの通勤が少し違って見えます。
写真の現行世代アクア GR SPORTも、黒い室内へシートとステアリングの素材感を重ねています。2026年7月改良車の細かな仕様は、販売店の実車とトヨタ公式写真で見るのが確実です。

WLTCモード30.7km/Lを残したスポーツ仕様
足まわりを引き締めても、アクアらしい燃費はきちんと残っています。GR SPORTのWLTCモード燃費は30.7km/L。17インチタイヤを履きながら、30km/L台をカタログへ載せてきたところに、このクルマの面白さがあります。
走行モード別の数値はこちらです。
- 市街地モード:30.0km/L
- 郊外モード:32.4km/L
- 高速道路モード:29.8km/L
- 燃料タンク容量:36L
週末だけ速さを楽しむクルマではなく、平日の給油回数も抑えたい。そんな欲張りに応えるのが、アクアのハイブリッドとGR SPORTの組み合わせです。エンジンは1.5L直列3気筒で、最高出力91PS。フロントモーターは80PSを発生します。発進をモーターが支えるため、街中の速度域でもハイブリッドらしい反応を使えます。
駆動方式は前輪駆動のみです。雪道でE-Fourを必要とする人は標準系グレードも候補に残ります。
速さより、毎日触れられる楽しさを選ぶ
アクア GR SPORTは、家族を置いて走りへ出かけるためのクルマではありません。5人が座れる室内があり、全長4100mmのボディで買い物にも通勤にも使える。その日常性の上へ、17インチ、補強、専用サスペンション、黒い運転席を重ねています。
323万8400円を払って手に入るのは、赤いバッジだけではありません。曲がるたびに働く足まわり、ハンドルを握るたびに触れる本革、クルマへ戻るたびに見える大きなグリルです。使う回数が多い部分へ手を入れているので、特別感を休日まで取っておかずに済みます。
あなたが欲しいのは、燃費のいい移動手段でしょうか。それとも、燃費がよくて、出発するたびに少しうれしくなる相棒でしょうか。後者なら、アクア GR SPORTはかなり気になるはずです。販売店では広い道だけでなく、曲がり角と駐車を含むコースを頼んでみてください。専用の走りは、低い速度でも触れられます。
毎日乗るアクアに、毎日分の楽しさを足す。2026年のGR SPORTは、その狙いが外からも床下からも分かる一台です。
出典・確認先
- TOYOTA、アクアを一部改良し、GR SPORTを追加取得日 2026-07-22T07:30:00.000Z
- トヨタ アクア GR SPORT 公式ページ取得日 2026-07-22T07:30:00.000Z
- AQUA GR SPORT グレード・価格取得日 2026-07-22T07:30:00.000Z
- アクア主要諸元表 2026年7月版取得日 2026-07-22T07:30:00.000Z
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